初めての病理解剖

がありました。
病理解剖っていうのは
病気にかかった動物を解剖して
どのような病態だったかを特定するための解剖です。


今日の患畜


こぶ牛と心奇形の牛


こぶ牛って言うのは
もう、こぶとりじいさんそのマンマです。
あごにたぷんとした脂肪が垂れ下がってました。


心奇形っていうのは
心臓の一部が欠損している牛のことで
今回の牛は
心室中隔(右心室と左心室の間の壁)が無い牛で、
ぽっかりとそこに穴が開いていました。
つまり肺を通った後のきれいな血液と
全身をまわってきた老廃物の多い血液が混じってしまうんです。


「こいつ良くこれまで生きてたな〜」


というのが率直な感想でした。
普通に考えたら、血管がつまったりしても
死んでしまうのに
心臓に大きな穴が開いててもいきてられるなんて信じられません。
ちょっと生命の強さを感じました。